実話をもとに、目と耳が不自由なキタキツネと少年の交流を描いた映画「子ぎつねヘレン」(配給:松竹2006年3月より全国ロードショー)は、日本中に大きな感動を呼び起こしました。その余韻を味わうことができる絵本『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』(文芸社刊)の電子版がついに登場!
「ヘレン。覚えてる? ぼくらが出会った あの春の日のことを」──友だちがいなくてひとりぼっちだった少年と、車にはねられたキタキツネの子は運命的な出会いを果たす。目も耳も不自由になり、まるでヘレン・ケラーのようだった子ぎつねは“ヘレン”と名づけられ、家族の一員となった。
少年の父は「どんな命も、この世界に生きたしるしに、おくりものを残していくんだ」と教えてくれた。へレンが亡くなり一年経ち、少年は大切な思い出とともに、ヘレンのおくりものを回想し始める……。
目が見えないのに、花や鳥を見つけるのが得意だったヘレン。耳が聞こえないのに、少年の足音がすぐにわかったヘレン。五体満足でなくとも、素晴らしい可能性を見せてくれるその姿……。ヘレンが家に来てくれたおかげで、少年はいっぱい笑い、いっぱい心配し、いっぱい涙した。そのたびに家族の絆は深まり、思いやりの心が強くなった──。ヘレンの健気さと少年の成長を、温かなタッチで描いた絵本。
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