我が家の愛犬・デブリン(仮称・メス・9歳)の寝床は、私のベッドの中である。
ずっと母の布団の上で寝ていたデブリンであるが、最近は私の足元にもぐりこんでくる。どんな心境の変化なのか。それはわからない。
犬は夢を見るかどうか。見ないでしょ、犬の脳波じゃレム睡眠が確認出来ないし・・・というセリフは犬を飼ったことのない人の言うことで、この愛しきものを抱いて眠ったことのある人ならば、体験として、犬が夢を見ていることくらいわかるはずだ。
ウチの犬も夢を見る。足がビクッと持ち上がり、目がヒクヒクする。極めつけは寝言で、小さく“バウッ、バウッ”とうなることもあるし、“ヒュンヒュン”と甘えとも怯えともつかないような声を出すこともある。怖そうにしている時には「夢だよ、夢だよ」と声をかけて丸い背中をさすってあげる。よく、寝言を言っている人に話し掛けてはいけないというが、犬に対してもそうなのだろうか。
一度、デブリンが死んでしまう夢を見、飛び起きたことがある。急いで足元で寝ている犬を見る。ドキドキしながら「デブリン」と声をかけたがピクリともしない。体を揺すっても起きない。なんだか固くなっている気がする。私の心臓は止まりそうだった。まさか、心臓発作でも起こして死んでしまったのではないだろうか。私は正夢を見たのだろうか!?
もう一度、体を揺らしながら愛犬の名前を呼んだ。そうしたら・・・。
迷惑そうに、彼女は薄目を開けて私を睨んだ。口がきけたら「なんだよぉ〜・・・」とでも言いたそうな顔つきである。熟睡していただけなのだ。ホッ。
そういえば、犬の夢を見るのは縁起が悪いらしい。まあ確かに、と頷ける。犬がいなくなる夢など見た日には、その日一日ブルーだもの。
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