今回は、前回に引き続き、私が、今まで「トゥクトゥク」写真家として、いろいろな方からされた質問の代表的なものに答えるかたちで説明していきたいと思います。
Q5 日本でも「トゥクトゥク」を走らせることは可能ですか?
日本にも展示用としてではなく、ナンバーを取り車検を受け、公道を合法的に走行できる「トゥクトゥク」が何台かあります。輸入した「トゥクトゥク」を日本で走らせる為に必要な書類と、日本の道路交通法に適合する基準を満たせば可能です。関西には「トゥクトゥク・ジャパン・クラブ」という愛好家のクラブがあり、全国にメンバーがおります。このクラブは「トゥクトゥク」の輸入、ナンバー取得といったわずらわしい作業の代行をしています。一度、青山のバー「サイアム・カフェ」さんで所有する「トゥクトゥク」に乗せて頂き、青山界隈を流したことがありますが、その目立ち度と言ったらありませんでした。日本の法規では、「三輪幌型」若しくは、「軽自動車」で登録がされているようです。
Q6 「トゥクトゥク」は、タクシーとして利用されているだけですか?
いいえ、タクシーだけでなく、個人の自家用車としても使われています。他に、コカコーラの運搬車輌、ケンタッキー・フライドチキンのデリバリー用、高級ホテルの送迎用、狭い路地用のゴミ集積車、ダンプ、トラック、遊園地等のアトラクション・ビークル、なかには「トゥクトゥク」でバンコクからベルギーやメキシコまで愛犬と共に、自動車旅行をしてしまったベルギーの人もいます。アユタヤの町工場で見かけたのですが、スバルの1800ccのエンジンを搭載し、オートバイ用の前輪を移植した改造「トゥクトゥク」がありました。どこの国にもスピード狂はいるものですね。
Q7 普通の旅行者でも「トゥクトゥク」を利用できますか?
問題ありません。バンコクの王宮や有名なワット(お寺)に行くと、外国人観光客目当ての「トゥクトゥク」が待ちかまえて呼び込みをしています。流しの「トゥクトゥク」も手を挙げればすぐに寄ってきます。英語の出来るドライバーは少ないので、タイ語で地名が表記されている地図を持っていると便利です。但し、都市部から離れると、「トゥクトゥク」の姿は見かけなくなります。移動距離も、遠い処まではなかなか行ってくれません。
Q8 タクシーより安そうですが、実際どうなのでしょうか?
はっきり言って、タクシーより高いです。地元の人たちは、タクシーより安い金額で交渉しているようですが、一般に外国人と見ると高い料金を言ってきます。バンコクのタクシーに料金メーターが完全に付いたのが1999年頃。この時を境にタクシードライバーは何も知らない外国人からボッたくることができなくなり、逆に料金交渉制の「トゥクトゥク」の方が外国人にとっては、比較的乗車料金の高い乗り物になってしまいました(今でも、メーターを倒したまま走行しボッたくるようなことをするタクシードライバーはいますが)。英語が出来る「トゥクトゥク」ドライバーは外国人相手に効率よく稼ぐことができ、値段交渉も上手です。つまり、乗る側からしてみれば、観光地で英語で話しかけてくるドライバーより、流しのタイ語しか喋ることのできないドライバーの方が安い値段で交渉がやりやすいことは確かです。それには、簡単な数字ぐらいのタイ語ができた方がより有利でしょう。
つづく
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