皆さんこんにちは。「たそがれナンバーズ」の岡信夫です。
早いもので、ここでのコラムも今回を入れてあと2回になりました。「短い」をテーマに今まで書いてきましたが、最後までこのテーマを守ってゆきたいと思います。
さて、「短い」にこだわったコラムの第6回目は「解決までの時間が短くなったもの」です。最近は不景気のせいもあって物騒な事件が世間で多発しています。しかし増えつづける犯罪の中、事件解決までの時間も短くなってきているような気がします。
私は発表こそしていませんが、実は長編のミステリー小説にもチャレンジしようと考えていまして、自分なりに小説の世界で事件を起こしてみるのですが、実際に起こった事件なんかと比べるとなんともかわいい内容になってしまう。これはやはり普段書いているショートショートでの軽いタッチのクセが抜けてないからではないでしょうか? こんなノリではいつまで経ってもミステリーなんて書けないですね。
(私が長編を書いている方がよっぽどミステリアス?)
しかし、実際に世の中で起こった難事件なんかをみてみると「こんなの本当に解決するんだろうか?」なんて考えることがありますが、日本の警察は優秀なんでしょうね、あっという間に解決したなんて話をよく聞きますね。
ところで犯罪の中でも解決しやすいと言うか、成功させるのが難しいのが「誘拐」なのだそうです。一体何がそんなに難しいのでしょうか? ちょっと私なりに分析をしてみますと……。まず最初の人質を誘拐する時点ですが、ここではあまり問題はなさそうです。とにかく狙った人物を他人に見られないよう素早く連れ去ればいいわけですから、ここの部分だけなら私にも出来そうですね(別にやったりしませんけど……)。
次に誘拐した人物の家に電話をする。これも結構簡単そうで、相手が顔見知りでなければ声を変える必要もなく、ごく普通に電話をかければいいのです。やはりここではたっぷりスゴんだ声で電話をして「身代金」の要求をするべきです。絶対に相手になめられちゃいけない。さらにその家の経済状態も考慮しながら、ある程度の時間で集められる金額を言うようにしないといけません。無駄に時間がかかると、どんどん不利になるので注意が必要です。さて、ここまでうまくいったら、いよいよクライマックスの「金の受け渡し」です。ここまできて、ははーん、と私は思いました。問題はここの部分なのでしょうね。金が受け取れない。多分、この時点で大抵の犯人が失敗しているのでしょう。唯一自分が出向いて行かないといけない場面で危険がいっぱい待っています。ちょっとでも刑事っぽい人を見かけたら、まあ私なら逃げていますね(だから小心者って言われるんですね)。
うーん、なんとなく誘拐が成功しない理由が分かった気がしました。
ちなみに私が自分で話を書くときなどはちゃんと犯人側の心境になって書くようにしているのですが、やはり問題になるのは「人質」の存在。人である以上おなかも空けばトイレだっていきたくなる。これって犯人側からすれば確かに厄介なことなんですよ。食事もトイレも必要ないなら人質とるのがどれだけ楽かって感じですね。
それからさっきの身代金の受け渡し方法ですが、私が中学生くらいの時に考えたのはラジコンのヘリコプターに現金を積むという方法なんですが、単純に積める現金に限界があるし、さらにそのラジコンを操縦しているところでも見つかろうものならこんなマヌケな事件はありませんよね。アンテナ伸ばして「私が犯人ですよ〜」って旗でも振ってアピールしているようなもので、この方法はすぐに却下になりましたけど……。
さてさて、誘拐事件を題材にしたお話と言えば「たそがれナンバーズ」のなかに「宅配便脅迫」と言う話があります。今回の犯人は一体どんな方法で犯罪計画を練ったのでしょうか? それは読んでみてのお楽しみです。
ニュースはネタの宝庫です。そんな「たそがれナンバーズ」。皆さんも読んでみてください。
つづく
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