都合により、みなさんにもう一回だけお付き合いいただくことになりました。
本当の最終回にあたり、今回は人類の「どこから来てどこへ向かうのか」を考えてみたいと思います。とは言っても、前回までと同様、難しいことは書けないので肩の力を抜いてお付き合いください。
さて、冷夏です。野菜やお米の取れ具合、景気に与える影響も心配です。このところ、世界中で景気があまり良くないことは皆さんもよくご存知の通りです。我が日本はもとより、アメリカも欧州もしかりです。じつはこの不景気、地球の自己免疫作用ではないのかと、ボクはカッテに想像しているのです。いくら今年が冷夏とはいえ、広い目で見ると温暖化していることは疑いようがないらしく、そしてその原因は人間の経済活動によるCO2の排出です。
普段、ボクラが自然のものとそうでないものを区別するときは、人間が作り出したものかそうでないかを基準とします。しかし、はたしてそうでしょうか。人間は湾岸地域にある煙モクモクの工場で作り出されたものではありません。その存在自体はあくまで自然のものです。それに人間が作り出すものだって、結局は地球上にあるものを加工して作り出しているだけです。つまり人間も、人間が作り出したものも全ては地球の一部だったのです。ところがその自然の一部は地球を汚染しています。地球にしてみれば、我々人類は癌細胞のようなものかもしれません。イヤイヤ、そういう言い方をすると生きていくのがイヤニナッチャウ、ので訂正します。地球にしてみれば我々人類の経済活動は癌細胞のようなものかもしれません。
そこで地球は考えた。ならば人間どもの経済活動を不活性化させればCO2の排出量も減り、すでに増えしまったCO2もやがては海水に溶け込みもとの健康に戻れるはずだと。
もちろん、ただの空想に過ぎません。なにより不景気は困りますし、一万円を超えた平均株価に胸を撫で下ろしているのはボクだけではないでしょう。
ですが、人間が今のままの経済活動を続ける限り、残念ながら地球の温度が上昇するのは避けようがないらしいのデス。そうすれば気温が上がった熱帯の海がウチの庭の前まで広がり、当然砂浜は真っ白で、海はコバルトブルー! 庭に生える松はもちろんヤシの木に植え替えましょう! ……なんてノーテンキに喜ぶほど単純ではありませんけれど、だからといってボクに何ができましょうか? そりゃあ、できることはやってますよ。ペットボトルはキャップを別にしてラベルをはがして捨てていますし、クーラーはなるべく高めに設定しています。でもコトがCO2となると車のアイドリングを止めるくらいしかない。ボクにできることはボクもするけれど、でも大勢は偉い政治家や役人や企業のトップにかかっていると言わざるを得ないのでしょうかネ? TVのニュースでよく見る、あの人たちですよ、あの人たち。人類の未来を決めるのは……。
ボクの両親はともに昭和18年生まれです。戦争の記憶はまったくないそうで、ただ物心ついたときからビンボーであったことはよく覚えていると言っていました。たしかに大変な時代だったと思います。今より生きることがずっと大仕事だった。
でも羨ましいと思うことが一つあります。それは「明日は必ず今日より良い」と信じて生きられたことです。世の中はどんどん良くなり、収入は増え、暮らしは豊かに、便利になる。
「明日は必ず今日より良い」と言い切れない時代、人類が向かっていく先は……闇なのでしょうか?
話がすっかり暗くなってしまいましたが、まだ光があるうちに、再び皆さんにお目にかかれることを楽しみにしております。お付き合いありがとうございました。
おわり
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