コラム

document 94 ゆびは物語る〜本当はない怖い話〜
あなたは幽霊を信じますか?と、心霊番組でお決まりのセリフで始まりましたが、皆さんは幽霊を信じますでしょうか?それとも、実際に見た方はいらっしゃいますでしょうか?
あるいは私自身が幽霊なんです。という方いらっしゃいますか?
世の中には霊感の強い方がおられて、「実際に見たことがある」とか「ああ、さっきあの場所にいたよ」など、と言われる方が私の周りにも数人いるのですけど、私自身は、霊感は全くないのでそういうことを感じ取ったり、見たりしたことがまるでないのです。
性感なら人よりも遥かに発達していて敏感だとは思うのですが……。
ですが、実際に見たことはないとは言っても、霊魂の存在や幽霊はいるんじゃないかと信じているんですね、私は。だって、なんかいたほうが恐いじゃないですか?私の場合、恐い=面白いという図式があるものでこの存在を否定できないのですね。
やはり、何か訳のわからないものは恐いですよね。
「やっぱり、実態のわからないものって恐いよね〜」って人に言うと「ああ、お前もそうだけどな」と言われてしまうのですけど。
私は人からどんな実態だと思われているのでしょうか?
稲川純二や桜金造が自分の「恐い体験談」でそのタレントのジャンルをあらためて確立した様に「恐い話」は確実にその市場があると思います。
ですが、恐いと感じるレベルは人それぞれですよね。
「それでね、これは本当にあった恐い話なんだけど……」
「きゃぁー、いや、恐い」って言う女の子がいました。まだ何にも言ってないって。
でも、その人からするともうこの時点で恐いのでしょうね。それともその時、私の顔が恐かったのかもしれませんが……。
みなさんは「金縛り」にあった事はありますか?私は残念ながら未経験です。
体験した事がありません。人から聞くと、「寝ていて、あっヤバイと思ったらもう体が動かないんだ。もうどうしていいかわかんないぜ」と言うのですが、私からすると、それが起こるのは決まって深夜、人が寝静まったような時間帯の事なので、そのまま寝ちゃえばいいんじゃないでしょうかね?「ああ、体が動かない!!このまま寝ちゃおう」って思えばいいんじゃないですかね。だって、寝てたんだし起きる時間帯じゃなかった訳だしね。
それとよく聞く話しで「寝ていて何か寝苦しいと思って、目を開けると髪の長い女が俺の体の上に乗っていたんだよね。恐かったぜ!!」なんて話があったんですけど、それこそ、ラッキーとは思わなかったんでしょうか?だって幽霊さんは何かをしたいために出てきているんだから、寝ている人の上に乗って出てくるくらいなら「よっぽどな状態」だと思うんですけどね。
その場合、「いや、目を開けたら髪の長い女が俺のからだの上にいてさぁ、だから体を入れ替えて俺が上になっちゃったよ」という体験があってもいいと思うんですけど、たぶんそんな体験があっても人には言わないでしょうね。
私は死後、特に恨みやつらみがなかったとしても幽霊になってみたいと思いますね。
そして、人の写真にバチバチ写ってみせたいです。心霊写真検証番組で「あっ、この幽霊ここにも写ってるよ。この写真にもだ」と、いろいろテレビに出てみたいです。
幽霊タレントっていうのもいいですよね。その場合、ギャラはどうなるのかわかりませんけど。だけど、本当の幽霊さんは気を悪くしてるのかな?
どうか私のところに出てこないで下さいね。だって、私、幽霊が恐いんだもの……。

つづく
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(01) ゆびは物語る〜捨て身の言葉の旅立ち〜
(02) ゆびは物語る〜嘘について考えよう〜
(03) ゆびは物語る〜メール文化を考えちゃおう〜
(04) ゆびは物語る〜シチュエーションについて考える〜
(05) ゆびは物語る〜本当はない怖い話〜
(06) ゆびは物語る〜桜の季節に新年度を想うということ〜
(07) ゆびは物語る〜タイトルは取ったもん勝ちだ〜
(08) ゆびは物語る〜表現の自由という迷宮〜
(09) ゆびは物語る(最終話)〜王の帰省〜


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