継続は力なり、ショートショート対象、祝100回
 投稿作品が面白さを競い合う読者参加型コンテストとして、人気を博してきた「ショートショート大賞」が、ついに第100回を迎えました。毎回5つの投稿作品が掲載され、読者投票で順位が決まります。得票数の上位2作品が“最優秀賞”、“優秀賞”として勝ち残り、次回も継続して掲載されます。それに対抗するエントリー3作品が新たに選出され、次のバトルを繰り広げていくわけです。そして7回連続で勝ち残ると、栄えある「ショートショート大賞」を受賞!大賞作品は、いつでも読める永久保存版として殿堂入りとなり、受賞者はWeb作家デビューを果たします(←作品集をBoon-gate.comで電子出版!)。
 これまでに「ショートショート大賞」を獲得したのは3名。初代の吉高寿男さん:受賞作「手術中継(終)」、第2代のさらしゆびおさん:受賞作「ノーベル賞の憂鬱」、第3代の前田剛力さん:受賞作「妻へのプレゼント」です。吉高寿男さんは「軽めの昼食」を、さらしゆびおさんは「ニュースの絞り汁」を既に電子書籍で出版し、前田剛力さんも現在、作品集の出版に向けて準備を進めています。
 「ショートショート大賞」の更新は隔週金曜日。2週間ごとに作品が入れ替わります。毎回多くの投稿作品が集まりますが、その中からエントリーされるのは僅かに3作品。その選定を行うBoon-gate.com編集部では、甲乙つけがたい作品を一つひとつ吟味し、意見を闘わせながら選考しています。第100回に近づいたこの数ヵ月間は特に激戦で、「3つの枠だけでは紹介しきれない」という編集部員の嬉しい悲鳴も聞かれました。それではここで編集部の方にお話を伺ってみましょう。

編集部の方のお話
――ついに「ショートショート大賞」が第100回を迎えましたね。
  このコンテストが誕生した当初は、どこまで続いていくのか期待と不安が入り交じっていましたが、こうして順調に第100回に到達することができました。その一番の要因は、投稿者のみなさんがコンスタントにショートショート作品を送ってくださるからです。エントリーの候補作が目白押しなので、毎回、面白い作品を掲載することができました。そのおかげで「ショートショート大賞」のファンが増えたのだと思います。ここまで継続できたのは、投稿者と読者のみなさんのおかげです。 
――「ショートショート大賞」の特徴は、作品を投稿するのも、1票を投票するのも読者という点です。読者参加型コンテストにした理由は?
  Boon-gate.com編集部が望むのは、とにかく読者に楽しんでもらうこと。創作が得意な方は自作を投稿でき、ショートショートを読むのが好きな方は投票できる。誰もが自由に、作る側にも読む側にもなれる。そんなコンテストを目指しました。
――エントリーされる秘訣などはあるのですか?
  「こうすれば必ずエントリーされる」という魔法のような秘訣はないと思います。でも一番の秘訣は何度も諦めずに投稿することです。これまでには10回以上投稿してようやく選ばれた方もいれば、初めての投稿でいきなりエントリーされた方もいます。最初の投稿作品がズバ抜けた出来であれば、もちろんエントリーされますし、最初はダメでも何度も投稿するうちに徐々に実力をつけて「見事にエントリー!」という道もあります。編集部員は、着実に力をつけてきた投稿者には敏感ですし、「今度こそ難関を突破して」と心の中で思ったりもしますよ。 
――まずは何度も投稿して、Boon-gate.com編集部に名前を覚えてもらうことも大事なんですね。
  やはり一生懸命にショートショートを作り、投稿してくれる人には自然と注目が集まります。どんな人でも最初から素晴らしい作品が書けるわけではありません。小さなアイデアから発想を膨らませ、ストーリーを練りながら、1つの作品を作り上げる――そういう過程をしっかり踏んだ人が、たくさんエントリーされていることは間違いないでしょう。第3代「ショートショート大賞」の前田剛力さんは、まさに「継続は力なり」を実践した人です。歴代最多エントリーが示すように、前田さんはコンスタントに掲載されることに自分なりの価値を見出してきました。そして次第に多くの読者に認められ、勝ち残り回数も増えていったわけです。30回以上もエントリーされれば、読者も名前を覚えてくれるでしょうし、固定ファンもつかんでいける――そんな好循環な流れが印象的でした。
――そういう意味でも投稿する回数はポイントなんですね。
  はい。でもそれを勘違いされている方も稀にいます。たくさんショートショートを作り、投稿することは大切ですが、中には同じ日に10作品以上を送ってくる人もいるんです。もちろんやる気と熱意は感じるのですが、1つの回には自信のある1作で勝負してみるのが良いのではないでしょうか。どれだけたくさん投稿しても、同じ作者の ショートショートが同時に2作品エントリーされることはありませんから、他の作品は次回以降にとっておくのが賢明だと思いますよ。投稿回数だけでなく、作品をじっくり作り上げることも大事ですね。
――今後の「ショートショート大賞」は、どのような盛り上がりを見せてくれるでしょう?
  まだ1回もエントリーされていない方は“初エントリー”を、エントリー経験者は“複数回エントリー”を、常連さんは“勝ち残り”を、それぞれ目指してほしいですね。常に次の目標を持つことが大切だと思います。目標があれば意欲も湧いてきますし、さらなる向上心も芽生えてくるでしょう? 読者のみなさんも、常連さんの作品を楽しみにしたり、新人の作者さんに期待したり、それぞれの想いで「ショートショート大賞」の画面を開いていると思います。面白い作品ばかりで、どれに投票するか迷ってしまう──そんな展開がこれからも続いてほしいです。

  第100回を迎え、Boon-gate.com編集部も読者のみなさんに負けないくらい盛り上がっています。今後も新しい才能が次々と登場してくることを願っています。




戻るBack number
Copyright(C) bungeisha co.ltd.
produced by NETWAVE Co. Ltd.