“名前”はその人を表す最もシンプルで根本的なものですが、そこには最初から本人の意思が反映されているわけではありません。「こういう人に育ってほしい」という両親や名付け親の願いはたくさん籠もっていますが、生まれたばかりの赤ちゃんが「自分はこの名前がいい」と意見を言うなんてことはもちろん無理です。にも係わらず、「名は体を表す」という言葉のとおり、名前のイメージに近い人物(性格や人柄)に成長したり、名前に秘められた志を胸に生きている人は不思議と多い気がします。
今回紹介する『ペットに吉名を! ペット名前占い』(陽天翠・著)は、そんな名前と本人との深い関係をペットにも当てはめ、独自の論を展開した本です。名前が深い意味を成すのは人間だけではなく、動物にも同じような傾向が見られることを本書は指摘しています。たしかにペットに名前を付ける時、飼い主はいろいろな思いを籠めて、良い名前を考えます。そんな親心が自然に動物にも伝わっていくのでしょう。著者の陽天翠さんは占い師であり、本書は“姓名判断”の観点から記されています。「自分のペットの名前には、どんな特徴があるのか」と想像しながら読むのも楽しみのひとつ。また、これからペットに名前を付けようと思っている人には、貴重な参考意見として役立つ本でもあります。この一冊を片手に、名前について考えを巡らせてみませんか。 |
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