姓名は生命 ペットにとっても名前は大切!
 “名前”はその人を表す最もシンプルで根本的なものですが、そこには最初から本人の意思が反映されているわけではありません。「こういう人に育ってほしい」という両親や名付け親の願いはたくさん籠もっていますが、生まれたばかりの赤ちゃんが「自分はこの名前がいい」と意見を言うなんてことはもちろん無理です。にも係わらず、「名は体を表す」という言葉のとおり、名前のイメージに近い人物(性格や人柄)に成長したり、名前に秘められた志を胸に生きている人は不思議と多い気がします。
 今回紹介する『ペットに吉名を! ペット名前占い』(陽天翠・著)は、そんな名前と本人との深い関係をペットにも当てはめ、独自の論を展開した本です。名前が深い意味を成すのは人間だけではなく、動物にも同じような傾向が見られることを本書は指摘しています。たしかにペットに名前を付ける時、飼い主はいろいろな思いを籠めて、良い名前を考えます。そんな親心が自然に動物にも伝わっていくのでしょう。著者の陽天翠さんは占い師であり、本書は“姓名判断”の観点から記されています。「自分のペットの名前には、どんな特徴があるのか」と想像しながら読むのも楽しみのひとつ。また、これからペットに名前を付けようと思っている人には、貴重な参考意見として役立つ本でもあります。この一冊を片手に、名前について考えを巡らせてみませんか。

ペットに吉名を!ペット名前占い gate-09/趣味・実用・スポーツ・健康
 
 著者の陽天翠さんは、幼い頃、たくさんの動物に囲まれた動物園の園長先生になるのが夢だった。親は「動物を拾ってきてはダメ」と言いながらも、結局はいつも許してくれて、家には犬、猫、うさぎ、カメ、ハムスター、インコなどが同居していたそうだ。本書はペットの名前占いに関する内容だが、著者の“動物好き”は幼い頃から培われてきたようだ。
 一昨年のこと、18年間生活を共にした愛犬レオが亡くなり、陽天翠さんは深い寂しさに包まれた。そんな哀しみを癒すかのように、著者の元にやってきたのが生後2ヵ月ほどの3匹の仔猫。ダイスケ、ミーヤン、チャコと名付けた彼らが、その名前どおりに育っていることに興味を抱き、画数を調べてみると、驚いたことに、性格や体型までもが画数と呼び名どおりの成長ぶりだったという。ダイスケは大きな体だが孤独を好み、病気がち。ミーヤンは性格が明るく、甘えんぼ。チャコはきかん気で、毛は次第に茶色が増えて三毛猫になった。3匹それぞれの性格を考えて名前を付けたわけではないのに、不思議なくらいに名前と特徴がマッチしていたことに著者は驚き、同時に「ペットにも姓名占いは通用する!」とひらめいたそうだ。
 人間だけでなくペットも、すべての運命は命名された時からスタートすると著者は述べている。またペットと飼い主はとても縁が深く、互いに影響し合うという。つまり吉名のペットは飼い主の運命を好転させ、吉名の飼い主はペットに安らぎと幸せを約束するわけだ。ペットの名前をいくつか挙げると、“ポール”は元気で病気知らず、“ゴロー”は元気ハツラツ甘えん坊、“ハッピー”は知らない人に牙を剥く、“エス”は誰にでも愛想よくなつく、“ジロー”は子供の面倒をよく見る……等々、それぞれの性格が見えてくる。こうしてペットの名前を具体的に出されたら、「我が家のペットの名前はどうなのだろう……」と、いろいろ知りたくなる読者も多いことだろう。それでは早速、「姓名判断」の基本を学んでみよう。

姓名判断
天格 姓を構成する文字の画数の合計
主格 姓の最後の一文字の画数と名前の最初の一文字の画数の合計
地格 名前を構成する文字の画数の合計
総格 姓名の画数の合計

 天格は「宿命」を、主格は「壮年期の生き方」を、地格は「初年運(前半生)」を、総格は「晩年運(後半生)」を表す。また地格、総格の画数(一の位)はペットの病気(弱い部分)も示している。例えば1、3は手足の病気やケガ、4は消化器系統、0は血流関係……というように。

 また本書において「姓名判断」と共に取り上げられているのは「九星気学占い」である。古くから運命暦などで広く浸透している運命方術だ。ここで「九星気学占い」の基本も見ていこう。

九星気学占い
 生年月日によって、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の“九星”に分かれ、それを元に宿命・運命が論ぜられる。
“気学”とは、弛むことのない「時の流れ」を「運の消長(後天的運命)」に関連付けて考える“動”の運命学である。つまり、変えようのない“宿命”と違い、気学を善用することで“運命”を打開することも可能となる。
 
 人はこの世に生を受け、そして死んでゆく。「生」と「死」はどうすることもできない“宿命”だが、この「生」から「死」にいたる人生をどのように運ぶか──それが“運”である、と著者は述べている。「姓名判断」と「九星気学占い」の両面から、自らの運命を捉えることで、より有効な“生き方の指針”を得ることができるわけだ。運を開くためには、飼い主、ペットそれぞれについて、持って生まれた宿命・運命を調べ、それらが互いにどのような影響を及ぼし合っているかを考えることが重要である。それによって、今まで見えなかった何かが見えてくるかもしれない。人間にとって名前が大切であるのと同じように、ペットにとっても名前は“運命の鍵”なのである!




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